THINET|シンネット
THINET[シンネット]古の頃、衣料は人々の生活を守る為に存在しました。時に命を脅かす、厳しい地球環境から。文明は発達し、衣料は人々にアイデンティティーと高揚を与える存在へと変わりました。社会に彩りを加えるように。そして現代、衣料はこの地球から問われています。なぜそれを着るのか。
2022-03-14
THINETチームと古くからの友人であり、自身のブランド“19SO”のDirector、ブランドコンサル、サーファーと様々な顔も持つ鈴木真吾さん。その鈴木真吾さんのある日の午後にお邪魔し、フォトセッションと合わせ、この時代に決して無視することが出来ないキーワード“サステナブル”についてのインタビューを敢行。
THINET:もう随分長い付き合いですけど、こうやって一緒に仕事をするのは初めて?ですよね。改めて、簡単な自己紹介をお願いしてもイイですか?
鈴木真吾:鈴木真吾です。元々NYのサーフブランド“Saturdays”でPRやブランドマネージャーをやらせて頂いてました。その他、別の事業のプロモーションのお手伝いなんかも。その流れから自分の力で色々チャレンジしたくなって、数年前に独立。今は”19SO”という自分のブランドをディレクションしたり、ブランドコンサルをやらせて頂いたり、色々やっています。
THINET:今回はある日の午後のサーフトリップに同行させてもらって鴨川まで来ました。サーフィンだってもう何年ですか?高校生からやってるイメージですけど。
鈴木真吾:何年だろう。。。今41歳で16歳からサーフィンをやってるから。。。25年くらいやってますね。長っ(笑)
THINET:25年続いたことあるかな。。(笑)凄い!!25年、毎週のように海に入ってきたわけじゃないですか?海や浜辺の変化、とかって感じたりすることありましたか?
鈴木真吾:若い頃は俯瞰して海や浜辺も見ることができませんでしたからね。。。良い波に乗ることに夢中で。だから16歳当時と「ここが違う!」って力強く言えない部分もありながら。。。シンプルに、海も浜辺も汚くなったなぁって漠然とは思っています。
THINET:なるほど。海水が汚い、ということですか?浜辺もですけど。
鈴木真吾:そうですね。。。数年前までは休暇でよく海外にサーフィンしに行ったりしてたんです。そうすると、とにかくリゾートエリアのサーフスポットはペットボトルがプカプカ浮いてて量が凄い。ガイドブックの写真、上手くやってるなー、って思いますもん(笑)
THINET:本当にそんな感じなんですね。。他に変わったと感じるところはありますか?
鈴木真吾:水温が上がったかな。。。昔より、冬に入っても水が暖かく感じますね。
THINET:それって環境破壊だとか、それによる地球温暖化の影響では??と思うのですが、そういうことへの危機感、不安感とかってありますか?
鈴木真吾:それは、もちろん。うち、子供(男の子)が一人居るんですけど、10年20年して彼らが入れる海あるのかな?ってフト考えたりしますよ。もちろん僕自身もサーフィンが出来ないような海になってしまうのは困る。
THINET:確かにそうですよね。年齢を重ねて家族が出来て、価値観にも大きな変化が起こりましたし。その流れでいくと、最近ニュースやインターネット、様々な場所で目にする“サステナブル”というキーワードについては何か考えを持ってたりしますか?
鈴木真吾:うーん。。。バズってますよね、このキーワード自体。ただ僕自身、まだこのキーワードの本質を理解しきれていないとは思ってます。「サステナブル」って口にするのは簡単なんだけど、僕はアレコレ言わずにちょっとのことでもイイから具体的なアクションを起したいタイプなので。あまり仲間とも語り合ってはこなかった議題ですね。
THINET:そうですね、確かにバズってますよね。アレコレ言わずに。。。というのもご自身らしい(笑)「ちょっとのことでもイイから」という点で、何かアクションされたりしていますか?
鈴木真吾:今回の撮影協力もまさにそうですよ(笑)「環境に悪影響を及ぼすAという選択より、悪影響を及ぼす可能性が低いBという選択」という話しを聞かせてもらって。子供も居るし、口に入れるものは色々考えたことがありますけど、正直言って洋服に関してはそういうこと考えてこなかったから。「AよりBという選択」「着やすいデザイン、買いやすいプライス」って、僕にとってはサステナに対するアクションのハードルが低くて丁度良かった。「こうでないとダメ」「こうするべき」ってなってしまうと委縮するしハードル高くて。
THINET:確かに。僕達THINETは“サステナブル”に対するアクションのハードルを下げたい、と考えてます。「よし!これからはサステナだ!」と肩ひじ張るのではなくて、気がついたら“持続可能な社会創り=サステナブル“に貢献していた、みたいな。
鈴木真吾:本当に。こういうブランドが増えて、少しずつでイイからキレイな海に戻って欲しい。ファッションそのものがネガティブな存在にならないような選択、発信がしていけたらイイですよね。
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